お風呂について、こんな悩みはありませんか?
・お風呂と一言で言っても、メーカーがたくさんあり、どれにすればいいか迷ってしまう
・メーカーごとのお風呂の特徴を知りたい
実は、お風呂だけでも色んなメーカーが開発をしています。
同じように見えるお風呂でも、実はメーカーごとに少しずつ力を入れる箇所が異なっています。
・主要メーカー3社(LIXIL・TOTO・タカラスタンダード)のお風呂の特徴
・それぞれのメーカーのメリット・デメリット
・ショールームに足を運ばずに各メーカーの特徴を押さえられる
実際に著者がショールームに足を運び、説明を受けてきた内容をまとめています。(2022年10~2023年3月)
ぜひお風呂選びの参考にどうぞ。
各メーカーの違い・強み
筆者がショールームに見学に行ったのはLIXIL・TOTO・タカラスタンダードの3社です。
それぞれの特徴をまとめたものがこちらのテーブルです。
メーカー | 特徴 |
---|---|
LIXIL | お手入れのしやすい排水口&足元が冷たくないタイル使用 |
TOTO | 独自の床清掃機能&TOTO独自の節水シャワーヘッド搭載 |
タカラスタンダード | 最高級のホーロー製の湯船で保温性抜群 |
それでは、メーカーごとに順番に詳しく見ていきます!
LIXILのメリット・デメリット
LIXILには様々な価格帯のお風呂があり、水栓やカウンターの有無、ドアの種類など豊富な種類から選べます。
そんなLIXILのお風呂のメリット・デメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
お手入れが楽な機能が満載 (おそうじ浴槽・キレイサーモフロア・パッとくるりんポイ排水口) | エプロンの定期的な掃除が必要(特定のグレード以外) |
順番に解説していきます。
LIXILのお風呂のメリット
メリット:お手入れが楽な機能が満載(おそうじ浴槽・キレイサーモフロア・パッとくるりんポイ排水口)
LIXILならではの特徴は、お手入れが楽な機能が満載だということです。
「おそうじ浴槽」とは、スイッチ一つで浴槽内を掃除してくれる機能です。
入浴後にスイッチを押すだけで浴槽内を綺麗にしてくれるので、浴槽を清潔に保つことができます。
綺麗好きの人や、仕事・育児に追われて時間が無い人にも向いている機能です。
「パッとくるりん排水口」は、洗い場で出た髪の毛などのゴミが排水口に集まりやすくなっています。
排水口もワンタッチで外れて、ゴミ箱にそのまま捨てれるので、掃除のしやすさが抜群です。
また、タイルは「キレイサーモフロア」でできており、触っても冷たさを感じにくくなっています。
お風呂の床が冷たくて入るのが億劫になってしまう・・という人に特におすすめです。
LIXILのお風呂のデメリット
デメリット:エプロンの定期的な掃除が必要(特定のグレード以外)
使い勝手の良いLIXILのお風呂ですが、エプロンの定期的な掃除が必要な点がデメリットとして挙げられます。
エプロンとは、浴槽手前側にある着脱可能な部品のことです。
この内部には作りによって異なってきますが、カビが発生する可能性があります。
エプロンの掃除が必要なのは、最高級グレードのスパージュ以外のリデア・リノビオVです。
リデアかリノビオVを選んでしまった場合は、エプロンの定期的な清掃が必要になります。
TOTOのメリット・デメリット
TOTOのお風呂のメリット・デメリットは、以下の通りです。
・「床ワイパー洗浄」で床を綺麗にできる
・TOTO独自の節水シャワーヘッドが搭載されている
・「床ワイパー洗浄」にはカウンターが必須
順番に解説していきます。
TOTOのお風呂のメリット
メリット①:「床ワイパー洗浄」で床を綺麗にできる
「床ワイパー洗浄」とは、お風呂の洗い場にシャワーのような水が流れて、洗い場をまんべんなく洗ってくれる機能です。
洗うだけでなく、除菌水で洗ってくれるのも嬉しい機能です。
洗うだけでも大助かりなのに除菌をしてくれるのは菌の繁殖などを防いでくれるのでお手入れがとても楽に済みます。
メリット②:TOTO独自の節水シャワーヘッドが搭載されている
水回りのことを考えているTOTOらしく、シャワーヘッドが節水設計となっています。
節水のだけを考えると「水流が弱くなってしまうのでは?」と思うかもしれません。
しかし、TOTOのシャワーヘッドには、上記の画像のように直線で水が出る穴とらせん状に水が出てくる穴の2つがあり、水流に工夫をしています。
なので、シャワーを使ってみても水流が弱いとは特に感じられませんでした。
シャワーをよく使う人には、TOTOはおすすめのお風呂です。
TOTOのデメリット
「床ワイパー洗浄」にはカウンターが必須
上記のメリットで述べた「床ワイパー洗浄」ですが、カウンターが必須なことがデメリットとして挙げられます。
床ワイパー洗浄で流れてくるシャワーのような水は、カウンターの下部に取り付けられているものです。
なので、カウンターを取り外すと必然的に床ワイパー洗浄の機能も取り外してしまうことになります。
省スペースのお風呂にしたいという人にはデメリットになってしまいます。
タカラスタンダードのお風呂のメリット・デメリット
タカラスタンダードのお風呂のメリット・デメリットは、以下の通りです。
・最高級の鋳物ホーローの湯船で保温性・入り心地が抜群
・壁もホーローでできているのでお手入れが楽
・予算が立てやすい
・床のタイルが冷たく感じる(タイルに断熱効果はあり)
・予算が高くなってしまいがち
順番に見ていきます。
タカラスタンダードのお風呂のメリット
メリット①:最高級の鋳物ホーローの湯船で保温性・入り心地が抜群
タカラスタンダードのお風呂の魅力は何といっても鋳物ホーローを使用している浴槽です。
ホーローは金属にガラスを貼り付けた素材なので、保温性も抜群です。
また、この鋳物ホーローは普通のホーローよりも肌触りがとてもいいのも特徴で、入るだけで気分が良くなること間違いなしです。
お風呂場が寒い家や、家族で入浴時間が異なる家庭にはもってこいかもしれません。
ホーローは汚れを落としやすい素材なので、掃除を楽にしたいという人にもぴったりのお風呂です。
メリット②:壁もホーローでできているのでお手入れが楽
タカラスタンダードのお風呂の壁も、もちろんホーローでできています。
お掃除がしやすいだけでなく、マグネットも使えます!
子どもがいてお風呂におもちゃ収納を置きたい、という人でも、マグネットのシェルフなどを取り付けることができます。
メリット③:予算が立てやすい
タカラスタンダードのお風呂は、カタログの値段と実際の購入金額にあまり差が出ないようになっています。
これは、他のお風呂メーカーが業者割引ありきでのカタログ値段設定にしているのに対し、タカラスタンダードは業者割引をした後の価格をカタログの値段に設定しているからです。
なので、タカラスタンダードのお風呂はカタログに書かれている値段から実際に購入する金額と乖離が少ないので予算を立てやすくなっています。
タカラスタンダードのデメリット
デメリット①:床のタイルが冷たく感じる(タイル自体に断熱効果はあり)
一つ目のデメリットは、タイルが若干ヒヤッとすること。
冷たく感じるタイルですが、タイル自体に断熱効果はあり、床下からの冷気はシャットアウトしてくれています。
タイルは磁気でできておりざらざらした作りになっているので、滑ってしまう心配は無いかと思います。
デメリット②:予算が高くなってしまいがち
デメリットの2つ目は、予算が高くなってしまう可能性があるということです。
タカラスタンダードのお風呂はホーローの浴槽が最大のメリットですが、ホーローの浴槽を選ぶとなると最高級グレードのプレデンシアのお風呂を選択する必要があります。
最高級グレード以外のグランスパやエメロードを選ぶと、浴槽が人造大理石になってしまいます。
「どうしてもホーローの浴槽に浸かりたい!」という人は予算が少し高くなってしまう覚悟が必要になってきます。
どんな機能を求めるかで、メーカーが変わってくる
以上、LIXIL・TOTO・タカラスタンダードのお風呂を比較してみました。
こうしてみると3社3様で特徴が全く異なっています。
「どこのお風呂がおススメなのか?」という問いに対しては、「求める機能・性能でメーカーは変わってくる」ということが回答になってきます。
求める機能別にまとめるとしたら、下記の通りになるかなと思います。
お手入れのしやすい排水口&足元が冷たくないタイルなら「LIXIL」
独自の床清掃機能&節水シャワーヘッドなら「TOTO」
最高級のホーロー製の湯船で温まりたいなら「タカラスタンダード」
余談:リフォームをするなら、複数社に見積もりをお願いしよう!
ショールーム見学に行き、自分が使いたいメーカーが決まったらすぐに契約!をするのではなく、複数社でリフォーム見積もりをお願いしましょう。
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