・タカラスタンダードのキッチンを買うことにしたけど、どのグレードにしようか迷っている
・最高級グレードのものが一番性能が良いとは思うけど、他のグレードとの違いを知って、自分に合うキッチンにしたい
こんなことで悩んでいませんか?
実は、レミューとトレーシアは、見た目は同じように見えますが、性能が大きく異なります。
著者は、実際にタカラスタンダードのショールームに3回足を運び(2022年12月~2023年3月)、レミューとトレーシアの徹底比較をしたうえでトレーシアを導入しました。
この記事では、ショールームの相談員に聞いた内容やHPの内容をまとめています。
・タカラスタンダードのキッチンの種類
・レミューとトレーシアの性能の違い
・それぞれのグレードの強み・弱み
・レミューとトレーシアのどちらが自分に合うかはっきりする
・満足のいくキッチンにすることができ、キッチンに立つのが楽しみになる
では、順番に見ていきます。
タカラスタンダードのキッチンの種類
タカラスタンダードのキッチンは、主に3種類あります。
高級感のある一番ハイグレードのレミュー(松)。
中間グレードのトレーシア(竹)。
温かい雰囲気のエーデル(梅)。
レミューから順に、松竹梅のグレードとなっています。
今回は、この3グレードの中でも、一番上のレミューと中間のトレーシアの機能を徹底比較していきます。
レミューとトレーシアの違い
レミューとトレーシアの違いを下記の表にまとめました。
機能 | レミュー | トレーシア |
---|---|---|
高級人造石クォーツストーン | 〇 | × |
ハイグレードアクリル人造大理石 | 〇 | × |
アクリル人造大理石 | × | 〇 |
人造大理石 | × | 〇 |
ベースキャビネット組み合わせ | 〇 | × |
ホーローインナーケース | 〇 | × |
フロントポケット | 〇 | × |
壁付けプランバリエーション | 〇 | △ |
シンク高さ | 4種類 | 3種類 |
扉カラー | 23色 | 18色 |
表をパッと見ると、グレードの高いレミューの方が搭載されている機能が多いことが分かります。
それぞれのグレードの機能を、次の項目から順番に説明していきます。
レミュー(最高グレード)にしかない機能
レミュー独自の機能をまとめると、下記の通りです。
・高級人造石クォーツストーン・ハイグレードアクリル人造大理石を選べる
・ベースキャビネットを自由に組み合わせられる(シンク下・調理台下・コンロ用と自由に組み合わせられる)
・キャビネットの中引き出し(ホーローインナーケース)を追加できる
・フロントポケットをつけられる
・シンクの高さがトレーシアに加えて88cmも選べる
・プランバリエーションが豊富(壁付け・セミフラット対面プラン)
・扉カラーは全23色から選べる
こう見てみると、最高品質というだけあって色々な機能が搭載されています。
この中でも一番大きく違うところは、高級人造石クォーツストーンとハイグレードのアクリル人造大理石を選べるということと、シンク下のキャビネットを自由に組み合わせることが出来るという点です。
順番に解説していきます。
①高級人造石クォーツストーン・ハイグレードアクリル人造大理石を選べる
高級人造石クォーツストーンは、アクリル人造大理石の更に上のグレードのワークトップです。
天然水晶を主に使っているのでとても美しいキッチンに見えます。
もちろん、美しいだけでなく人造大理石よりも汚れが付着しにくくなっています。
アクリル人造大理石のワークトップも、トレーシアよりハイグレードのものを選ぶことが出来ます。
高級人造石クォーツストーンは6色、アクリル人造大理石は2色から選ぶことが出来ます。
色味で言うと、高級人造石クォーツストーンはブラック・ベージュ・ホワイトが2色ずつ。
アクリル人造大理石はブラック・ホワイトの1色ずつから選べます。
タカラスタンダードのワークトップのグレードをまとめると、下記の表の通りになります。
性能 | レミュー | トレーシア |
---|---|---|
高級人造石 クォーツストーン | 〇 | × |
ハイグレードアクリル 人造大理石 | 〇 | × |
アクリル人造大理石 | 〇 | 〇 |
人造大理石 | × | 〇 |
となっているので、良いワークトップを選びたいならレミューを選択する必要があることが分かります。
②ベースキャビネットを自由に組み合わせられる(シンク下・調理台下・コンロ用と自由に組み合わせられる)
レミューのポイントとして欠かせないのが、ベースキャビネットを自由に組み合わせられることです。
シンク下のシンクキャビネット、調理台の下の調理台キャビネット、コンロ下のコンロキャビネットを、足元スライドタイプ・スライドタイプ・扉タイプなどから自由に組み合わせてカスタマイズすることが可能です。
設置可能なキャビネットを表にまとめると、下記のようになります。
設置可能タイプ | シンクキャビネット | 調理台キャビネット | コンロ用キャビネット |
---|---|---|---|
足元スライドタイプ | 〇 | 〇 | 〇 |
スライドタイプ | 〇 | 〇 ※2段引き出し、3段引き出しタイプ | × |
扉タイプ | 〇 | × | × |
フライパン収納 タイプ | × | × | 〇 |
コンロ下のキャビネットのみ、設置できるものが限られてきてしまいますが、シンク下のキャビネットはたくさんの種類から選ぶことが出来ます。
この機能はトレーシアにはなく、レミューのみとなっています。
③キャビネットの中引き出し(ホーローインナーケース)を付けられる
このような、引き出しの中にある小さな引き出しを見たことはありませんか?
この中引き出しはインナーケースと呼ばれ、タカラスタンダードのものはホーローでできています。
無くても平気だけど、あるとカトラリーなどを整理できるので意外と便利なものですよね。
このインナーケースは、レミューのみ追加することが出来ます。
④フロントポケットを付けられる
フロントポケットとは、ワークトップ下の引き出しです。
ちょっとした調味料などを入れることが出来るので、あると便利なスペースです。
この機能を搭載できるのはレミューのみとなっています。
⑤シンクの高さがトレーシアに加えて88cmも選べる
シンクの高さは「身長÷2+5cm」が目安とされています。
レミューのキッチンだと、最大4種類の高さから選ぶことが出来ます。
選べる高さは82cm/85cm/88cm/90cmの4つです。
この中で88cmはレミューのみ対応のサイズとなっています。
⑥プランバリエーションが豊富(壁付け・セミフラット対面プラン)
キッチンの設置場所と言えば、壁付けをしてカウンターを付けるタイプやアイランドタイプが有名です。
アイランドタイプはレミューもトレーシアも同じプランで設置することが出来ます。
しかし、壁付けのカウンターキッチンだと、トレーシアは対応していないタイプがあります。
カウンターキッチンを希望するなら、バリエーションが豊富なレミューの方が希望通りの設置をすることができます。
⑦扉カラーは全23色から選べる
こちらは完全に好みになってしまいますが、レミューは最大23色から扉カラーを選ぶことが可能です。
色味としてはブラック、ブラウン、ベージュ、ピンク、ホワイト、グリーンが展開されています。
トレーシアも同じような色味はありますが、レミューの方が淡くて優しい色合いをしているのがポイントです。
淡い色合いで優しいキッチンにしたい場合はレミューを選択することになります。
トレーシアにしかない機能
ここまで最高グレードのレミューにしかない機能を見てきました。
ここからはトレーシアにしかない機能をまとめます。
・アクリル人造大理石・人造大理石を選べる
・キャビネット収納は3タイプから選択できる
・シンクの高さは90cm/85cm/82cmの3種類から選べる
・扉カラーは全18色から選べる
それでは、順に解説していきます。
①アクリル人造大理石・人造大理石を選べる
トレーシアのワークトップはアクリル人造大理石5色・人造大理石3色から選ぶことが出来ます。
このアクリル人造大理石はグレードで言うと上から3つ目のもので、人造大理石は上から4つ目(一番下)のランクのものです。
色味で言うと、アクリル人造大理石はベージュ・グレー・ホワイトが1色ずつ、ブラック系が2色ずつあります。
人造大理石はベージュ・グレー・ホワイトの1色ずつです。
色味に関しては、実際に目で見て触って感じることも多くあると思います。
レミューとの比較も兼ねてショールームに見学に行くことをおすすめします。
②キャビネット収納は3タイプから選択できる
レミューの特徴の②にあったキャビネット収納タイプとの比較ですが、トレーシアを選択すると収納タイプは3種類から選ぶことになります。
足元スライドタイプ・スライドタイプ・扉タイプですべてのキャビネットが統一されています。
つまり、トレーシアを選択してしまうと「シンク下には扉タイプで、コンロ下は足元スライドタイプにしたい!」などのカスタマイズが不可ということになります。
収納タイプにこだわりが特にない人には、決めることが減る為おすすめだと言えます。
③シンクの高さは90cm/85cm/82cmの3種類から選べる
シンクの高さについては、レミューにあった88cmを除いた3種類から選ぶことが出来ます。
特にこだわりが無い場合はこの3パターンから選ぶので充分だと言えます。
④扉カラーは全18色から選べる
扉カラーについて、トレーシアは全18色から選ぶことが出来ます。
選択できる色合いはレミューに加え、ボルドーも加わっています。
レミューよりもシャープでかっこいい色合いをしているので、キッチンをカッコよくしたい!と思っている人にはトレーシアの色合いの方が好みかもしれません。
ただし、こちらも色合いは実際に見て確認することをおすすめします。
レミューとトレーシアのまとめ
以上、レミューとトレーシアの徹底比較を行いました。
最後にもう一度表にまとめます。
機能 | レミュー | トレーシア |
---|---|---|
高級人造石クォーツストーン | 〇 | × |
ハイグレードアクリル人造大理石 | 〇 | × |
アクリル人造大理石 | × | 〇 |
人造大理石 | × | 〇 |
ベースキャビネット組み合わせ | 〇 | × |
ホーローインナーケース | 〇 | × |
フロントポケット | 〇 | × |
壁付けプランバリエーション | 〇 | △ |
シンク高さ | 4種類 | 3種類 |
扉カラー | 23色 | 18色 |
レミューが向いている人とトレーシアが向いている人
ここまで、レミューとトレーシアの違いを細かく見てきました。
その上で、「レミューが向いているのはどんな人?」「トレーシアが向いている人はどんな人?」という特徴をまとめてみました。
・ワークトップを質のいいものにしたい人
・ベースキャビネットを自由に組み合わせてカスタマイズしたい人
・便利な機能が欲しい人(ホーローインナーケース・フロントポケット)
・シンクの高さにこだわりたい人
・キッチンの雰囲気を優しくしたい人
・ワークトップの質にはそこまでこだわらない人
・ベースキャビネットは既存のもので問題が無い人
・キッチンをカッコいい雰囲気にしたい人
いかがだったでしょうか。
レミューは値段が高い分、機能も充実しています。
逆に言うと、キッチンに対してそこまでこだわりが無いという場合にはトレーシアの方が費用を抑えられるかと思います。
どちらにしようか迷ったらショールームに行ってみよう!
レミューもトレーシアも、それぞれ特徴があるのは分かりましたが、実際「どっちの方が自分に合っているのだろう?」「レミューの方が良いような気がするけど、トレーシアも見てから判断したい」と思うのも当然のことです。
そんなときは、タカラスタンダードのショールームで実物を見てみることをおすすめします。
ここでは主にスペックを重点的に解説してきましたが、やはり実際の色味や使い勝手、ワークトップの質感というものは体験して得られるものだと感じています。
タカラスタンダードのショールームは事前に予約が可能です。
事前予約をすることで、スタッフの方が一人つき、丁寧に説明をしてもらえます。
最終的にはぜひショールームを見学して、実物で色味や使い勝手を比較してもらえたらと思います。
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